Encounter with ‘Jazz’

 

生の音に魅せられる

 大学に入学した時、各クラブのオリエンテーションで、暗幕を張った真っ暗な講義室で演奏をしていた4人編成のグループに遭遇した。サックスとドラムス、ギター、それにウッドベース。その演奏を初めて耳にした時「一つの曲が長くて、譜面も無いのによく憶えてるな」という印象だった。視線は終始生ベースの方へ。その楽器の刻むビートがとても心地よく、あたかも機関車が列車を牽引している印象だった。聴覚視覚からのみならず、肌で感じ、終わってからもしばらくぼう然としていた。さっきドラムスをやっていた人が近づいて来たので、「これはなんと云う音楽ですか?」と聞いたら「ジャズだ。即興演奏だ」と云われ早速その「軽音楽部」に入部、授業の合間や放課後にベースの練習をした。その後、先輩から紹介されキャバレー等で演奏した。大学卒業後、他校の先輩女性ピアニストに誘われ、クラブで毎晩、演奏活動をするようになる。当初、そのピアニストへの『恋慕』の気持ちもあったが、しばらくして、彼女からいきなり(音楽の)宿題を出され。しかもそれが徐々にエスカレートして来て「あこがれ」は「脅威」に変わって行った、時には本番中「弾かないで!」と叫ばれ、鬱になった事も。しかし、毎日懸命に勉強して半年くらいたった頃、オフ日にステーキをごちそうしてくれて、「ネ、あなたがきちんと勉強していると私が何を表現したいのか、その曲をどのように展開して行きたいのかが見えて来るでしょ!気持ちいいでしょう?」その時の彼女の微笑みは音楽を追い求める狩人のように感じた。その後、もっと真髄を極めたいとの思いから、ジャズベースの大御所鈴木勲氏のアシスタントを申し出た。一年間程師匠についてまわり勉強した。この頃、渡辺貞男氏はじめロンカーター氏等国内外の第一線のアーティストの人達と出会い、いろんな事を学んだ。
以来、都内をはじめ全国各地のライブスポットやコンサートに出演するなどの活動を展開している。また、レコーディングにおいても、「人間達の歌」(キング)「人間達の歌」(コロンビア)「12人のベ-シスト達」(ロブスター)「My favorite songs」難波竹山、「ソングフォーマイファーザー」(シスコミュージック)Darkeyes~武藤晶子トリオ('09)、「風が」(インディーレーベル)「平和への願い」財満光子、その他のLP,CDをリリースしている。
また、世界的に有名なギター奏者であるヶニ-バレル氏や、ヴィブラフォン奏者のデーヴパイク氏が来日した折り、指名を受け全国のコンサートにて共演し、好評を博した。又海外に於いての演奏活動としては、イギリスのHolloway大学ピクチャーホールに於けるジャパンデイのコンサート、ラトヴィアの首都リガ市の建都800年記念のジャズフェスティバルの日本代表として出演した。この模様は地元のテレビにて放映された。2014年4月中央アジア、キルギス共和国の首都ビシュケクにある国立フィルハーモニーホールに於いて国際ジャズフェスティバルにKeiko Brjesonトリオにて出演。国営放送や雑誌その他のメディアに取り上げられ。また、ショスタコービッチも関わったという音楽学院でも子供達の前で演奏した。http://bass6amour.mond.jp/toppupeji/Top_page.html

along with Monnette Salder& her friends

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